• Home
  • News
  • NEWS
  • Asian Paints社が昭和電工からVAM技術のライセンスを供与される

Asian Paints社が昭和電工からVAM技術のライセンスを供与される

January 17,2023
日本の昭和電工株式会社(SDK)は、米国の複合エンジニアリング企業であるKBR社との正式な提携契約に基づき、Asian Paints社に酢酸ビニルモノマー(VAM)の製造技術をライセンスすることを発表しました。また、当社は、Asian Paints社がVAMを生産する際に使用する触媒を提供します。

Asian Paints社は202210月、VAE(酢酸ビニルエマルジョン)VAMの製造設備を3年間で約210億ルピーを投資して設置することを承認していました。設備能力は、VAM10tpaVAE15tpaとなる予定です。

VAMは無色の透明な液体で、接着剤や合成樹脂など幅広い製品の原料として使用されています。SDK社は40年以上前から大分石油化学コンビナートにてこのVAMを生産してきました。

当社は、石油化学事業における価格変動への耐性と収益の安定性を強化するため、派生商品を含む高付加価値製品の品揃えを充実させるとともに、当社の有機化学品製造技術をライセンスする供与先を拡大するなど、有機化学品部門の体制強化に取り組んでいます。

なお、今回のライセンスパッケージの一環として、SDKは長年の操業を通じて蓄積したVAMプラントの安全・安定操業に関する技術的なノウハウを、KBR社を通じてAsian Paints社に提供する予定です。