ヒンディー語について その3
January 27,2022
~ 母音、子音について ~
“chemistry” “science”など、英単語は子音と母音により構成されますが、ヒンディー語(デーヴァナーガリー文字)も原理は似ています。
ヒンディー語は主に母音 11文字、子音 33文字からなります。文字の表は他のウェブサイトでも見られますので、ここで全量を記載することは差し控えますが、いくつか例をのせますと:
母音 | |||||
デーヴァナーガリー | अ | इ | उ | ए | आ |
よみ | a | I | u | e | o |
子音 | |||||
デーヴァナーガリー | क | ख | स | र | न |
よみ | ka | Kha | sa | ra | na |
ここの よみ に記載したとおり、英語のそれとはことなり、ヒンディー語の子音には通常 “a”の潜在母音がともないますが、他の母音をともなう場合、あるいは単語の最後にくる場合はそれはなくなります。
それでは、例えば “き” をあらわしたい場合、「k + i」で 「कइ」となるかというと、実はそうではなく、子音に添えられる母音は “母音記号”というものに形を変え、付されることになります。
母音記号(○の部分に子音がくる) | |||||
母音 | अ | इ | उ | ए | आ |
母音記号 | ा | ि | ु (*) | े | ो |
なので、”き”は 「क」 に 「ि」 を添えて 「कि」 となります。
単語例:
- 桜(さくら; sakura): स + क + ु + र +ा = सकुरा
- 富士山(ふじさん; fujisan): फ + ु + ज + ि + स + न = फुजिसन
単語構成ルールはまだ他にもありますが、今回はこのあたりまでにしまして、また次回にご説明したいとおもいます!