ヒンディー語 について その 1
November 10,2021
ということばだけなら、どこかで耳にしたことのあるかたもいるかもしれません。そう、ヒンディー語での “こんにちは”ですね、じつは、”さようなら”もまた同じく “ナマステ”です。
ヒンディー語はインドの連邦公用語です。ただ、インドには多くの言語があり、必ずしもみんながヒンディー語を話すというわけではないようです。
ちなみに、”ヒンディー”という単語だけですでに “語”という意味も含まれているらしいのですが、慣習的に日本語では “ヒンディー語”と呼びます。
ヒンディー語は “デーヴァナーガリー文字”という、日本ではあまり見かけない文字を使用します。例えば、はじめの “ナマステ”はつぎのように書きます:
नमस्ते
読みは न(ナ)म(マ)स्ते(ステ) です。
“स्ते”は、”ステ”と読みを振りましたが、英語で表記すると “ste”, “sute”ではありません。
この文字はヒンディー語のいわゆる “アルファベット表”にはない文字で、“स”(sa)に “त” (tha)が結合した文字になっています。また、最後に母音を “e”と変更する意味の記号(バックスラッシュのようなもの)が “त”の上についています。
あまり見慣れない文字で、しかもいろいろと文字の変形規則などもあり、難しく見えるかもしれませんが、文字を学ぶとまた違った点からインドを見られるようになるかもしれません。
今後とも少しづつ、ヒンディー語についてお話していきたいと思います。
それではまた次回お会いしましょう、ナマステ!