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Matix Fertilisers社、西ベンガル州にIPA施設を計画

June 02,2025
尿素メーカーであるMatix Fertilisers and Chemicals社は、260億ルピー以上を投資し、工業・特殊化学部門に参入する計画を発表しました。この計画は西ベンガル州にインド東部初のIPA工場を建設することも含まれます。

提案されているIPA施設は、年産能力5万トンを有し、すでに年産127万トンの尿素工場があるPanagarh工業団地内の既存施設に設置される予定です。同社は尿素以外にでも、リン酸二アンモニウム、窒素、リン、カリウム(NPK)も製造しています。

IPAは医薬品やパーソナルケア製品の製造に欠かせない原料です。この計画によりIPAの国内生産を増加させ、政府のAtmanirbhar Bharatプログラムに貢献することをMatix社は述べています。また、新施設は27年度内に操行を開始する予定です。

Matix社における化学品への進出はMcKinsey & Company社との提携で実施された調査に続くものです。IPAの主要原料であるアセトンの安定供給を確保するため、同社はHaldia Petrochemicals Ltd.の子会社であるAdPlus Chemicals and Polymers Pvt. Ltd.と覚書を交わしました。

「当社は大規模な製造工場を建設し運営するうえで確固とした実績を持ち、そしてインド東部において最大のシングルストリーム肥料メーカーであることを誇りに思います。」とMatix Fertilisers and Chemicals社の会長であるNishant Kanodia氏は述べました。「この工業・特殊化学品への新規参入は、当社の既存インフラと専門性を活用し、拡大する国内需要に対応するものです。これは、肥料以外の高成長分野に責任を持って多角化するという当社の戦略的ビジョンに沿ったものです。」

2023-24年度の売上高が700億ルピーを超えるMatix Fertilisers社は、インド東部における20%の市場シェアを確立した大手肥料メーカーの一つです。また、Uttar Pradesh州、Haryana州、Punjab州にも供給しています。インドではDeepak Fertilisers and Petrochemicals CorporationやHemadri Chemicals社などがIPAを製造しています。