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CILとBHEL、オディシャ州に硝酸アンモニウム工場設立で提携

April 05,2024
国内トップクラスの公的セクターであるCoal India Ltd. (CIL) とBharat Heavy Electricals Ltd. (BHEL) の2社が、2024年2月28日、ニューデリーにおいて、地表石炭ガス化(SCG)技術による硝酸アンモニウム工場の建設に関するジョイント・ベンチャー契約(JVA)に正式に調印しました。

CILのDebasish Nanda取締役(事業開発)とBHELのJai取締役(エンジニアリング、研究開発)が両社を代表してJVAに署名しました。

オディシャ州Mahanadi Coalfields Ltd.(MCL)のLakhanpur地区に建設される工場は、硝酸アンモニウムの生産能力2,000tpd(トン/日)で設計され、CILから供給される1.3mtpaの石炭を必要とします。BHELはこのプロジェクトに、独自に開発した加圧流動床ガス化(PFBG)技術を導入する予定です。SCGは、石炭を貴重な合成ガス(一酸化炭素と水素の混合物)に変換する有望な技術です。これをさらに処理すると合成天然ガス(SNG)が生成され、天然ガスの代替品として使用できるほか、アンモニアや発電用メタノールの製造にも利用できます。

石炭省は次のように述べています: 「2つの巨大企業の相乗効果とパートナーシップは、石炭の化学的特性を利用する国家石炭ガス化ミッションに向けた大きな一歩である」。

硝酸アンモニウムはバルク爆薬製造の主要原料であり、CILは石炭生産の主要な源である露天採掘で大量に使用しています。

「ガス化は石炭省にとって最優先分野です。政府からの可能な支援は、実行可能なギャップファンディングの支援を含め、すべて整っています」と、石炭省のAmrit Lal Meena長官は述べました。

設計エンジニアリング・コンサルタント会社のProjects and Development India Ltd. (PDIL)が、工場の詳細な実行性報告書作成を担当しています。土地の物理的占有は現在進行中で、2024年9月までに完了する予定です。