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特殊化学品の純輸出高は2040年までに約10倍の210億ドルになると予想される

March 27,2023
インドの化学産業は2021年~27年の間で11~12%、2027年~40年の間に7~10%成長し、2040年までに世界市場シェアを3倍に拡大すると予測されています。

この成長は、国内消費量の増加、消費者の嗜好の変化、そしてサプライチェーンの変化など様々な要因によってもたらされると予想されます。このことは、先日ムンバイで行われたインド化学工業協会(ICC)の会議でマッキンゼーによって発表された報告書に書かれています。

「インド:次世代の化学品製造拠点」というタイトルのこの報告書では、今後20年間で化学品の世界消費量増加分の20%以上をインドが占める可能性を述べています。国内需要は2021年の1700億ドルから1800億ドル、2040年には8500億ドルから1兆ドルまで増えると予想されています。

また、地球にやさしい製品に対する世界的な需要の高まりは、そのような製品に使用される多くの化学物質の主要生産国の一つであるインドに利益をもたらす可能性があります。そして企業はサプライチェーンをより強靭なものにすることを求めていることを説明します。

貿易赤字の拡大について、インドの化学産業の経常赤字は90億~100億ドルですが、2040年には400億~420億ドルに膨らむ見込みであるとしています。輸出は2040年までに年平均成長率9.5~10%で1400憶~1450億ドルになると予測される一方、輸入は年平均成長率9~9.5%で1800億~1850億ドルになると思われます。

無機化学、石油化学、特殊化学の3つの主要セグメントのうち、特殊化学だけが純輸出品になるでしょう。2040年までにこの純輸出高は2021年の訳20億ドルから210億ドルへと、約10倍に増加すると予想されます。限られたインフラと主要な原料や鉱物が不足しているため、石油化学と無機化学の両セグメントは貿易赤字になる見込みです。410億ドルの石油化学部門の赤字は、無機化学部門の210憶ドルのほぼ2倍になると述べています。