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Ace Green Recycling社、Mundraにインド最大の電池再利用施設を建設

February 11,2025
持続可能な電池再利用技術ソリューションの大手プロバイダーであるAce Green Recycling社は、インド最大の電池再利用施設を建設するための土地に関するリース契約を締結したことを発表しました。この施設はグジャラート州のMundraに位置し、2023年からリン酸鉄リチウム(LFP)化学物質を含むリチウムイオン電池のリサイクルを行ってきたAce社既存のインド商業事業をベースとしています。

この事業拡大の一環として、Ace社はテキサス州で計画されている同技術の展開に加え、モジュール式のリチウムファースト技術を使用し2026年までにインドで10ktpaのLFP電池リサイクル能力を確立する計画を発表しました。同社によると、新施設は、完全に電化された湿式冶金プロセスでINP電池を室温でリサイクルするもので、スコープIの炭素排出はなく、液体および固体廃棄物もゼロとなります。同社は、約75%の商業的リチウム回収率を達成し、99%を超える純度の炭酸リチウムを生産し、電池材料のバリューチェーンに戻すとしています。

鉛バッテリーの再利用

LFP電池の再利用に加え、Ace社は自社のMundraリサイクル・パークにて、鉛電池を再利用するため、独自のグリーン鉛回収技術を使用する予定です。この技術は、従来の製錬事業よりもはるかに環境に優しく、完全な電気プロセスにより、スコープIでは炭素排出量ゼロを実現します。

「LFPは2030年までにリチウム電池市場を独占するでしょう。そしてAce社は需要に応え、拡大する顧客ベースをサポートするため、LEP電池のリサイクル能力を戦略的に拡大しています。」とAce社CEOのNishchay Chandha氏は述べています。「Ace社は電池を持続的に再利用できる無二の企業であり、先駆者としての優位な立場を確立するため、この市場に引き続き注力していく予定です。

私たちのスタッフは最近、中国のバッテリー・リサイクル施設を視察しましたが、中国ではリチウムイオン・リサイクルのエコシステムがより成熟し、規模が大きくなっているにもかかわらず、私たちのLFPバッテリー・リサイクル技術はより進んでいると考えています。」

「Ace社の革新的な技術は現在のリチウム価格の低迷下でも、これらの重要な鉱物を大量に回収することで、LEP電池の収益性の高いリサイクルを可能にします。

今回の操業実証が成功したことで、この市場におけるリチウムファースト技術の可能性を最大限に引き出す、将来のパートナーシップや協力関係を築くことができると考えています。」とAce社の最高技術責任者(CTO)であるVipin Tyagi氏は説明しています。

Ace社は、Mundra LFPバッテリー・リサイクル施設が完全に稼動すれば、地元経済において最大50人の高付加価値雇用が創出され、同社のインドにおける雇用は100人を超えると見込んでいます。