• Home
  • News
  • NEWS
  • Nayara Energy社、Vadinar製油所敷地内にてポリプロピレン工場を稼働

Nayara Energy社、Vadinar製油所敷地内にてポリプロピレン工場を稼働

December 16,2024
ポリプロピレン(PP)プロセス技術とポリオレフィン触媒技術の世界を率いる独立系サプライヤーであるW.R. Grace & Co.社は、Naraya Energy Ltd社がグジャラート州Vadinarで450-ktpa PP新工場を稼働させたことを発表しました。

同工場はGrace社の非フタル酸塩Consista触媒をUnipol PPプロセス技術を用いて使用しており、医薬品、健康、衛生産業用途における樹脂に適用したあらゆるPPグレードを生産する予定です。Naraya社はまた、Grace社のUnipol Unippacプロセス・コントロール・ソフトウェアを活用し、その工場を最適なパフォーマンスで稼働させます。

「最初のPPユニットをGrace社と組めたことをうれしく思います。これは当社の成長の道のりにおける大きな一歩です。私たちの目標は最高品質の非フタル酸系ホモポリマー、ランダムコポリマー、耐衝撃性コポリマーポリプロピレン樹脂を国内外市場に向けて生産することです。」と、Naraya Energy社の最高開発責任者であるSergey Denisov氏は述べました。

「インドでは石油化学産業が急激に成長しており、今日では多岐にわたる用途向けの革新的な製品に対する需要が高まっています。強力なパートナーシップを活用し、最高クラスのサービスを提供することで、Naraya Energy社は顧客への新しい品質基準を掲げることを目指します。この新たな挑戦によって、Naraya Energy社はおよそ8%の市場シェアを獲得し、インドのエネルギー安全保障ニーズの確固たるパートナーとなることを目標にしています。」と同社の最高経営責任者(CEO)であるAlessandro des Dorides氏は語りました。

また、Grace社 の特殊触媒、サプライチェーンおよび調達担当社長の Thomas Deman 氏は次のように述べています。「私たちはNaraya Energy社の成長を当社の触媒とプロセス制御ソフトウエアを組み合わせたライセンス技術でサポートできることを嬉しく思います。この組み合わせにより、同社の反応器性能が最適化され、Vadinar 製油所は地域のポリプロピレン需要の高まりに対応できるようになります。」

世界で34-mtpa以上、インドで5-mtpa以上のライセンス生産能力を持つGrace社は、PPプロセス技術の世界的な大手ライセンサーです。ユニポールPPプロセス技術を使用して生産される高性能PP樹脂は、自動車部品、包装、商品など多くの用途に使用されています。