Aarti IndustriesとUPLが特殊化学品の合同事業を設立
June 17,2024
特殊化学品会社のAarti Industries社(AIL)と農薬大手のUPL社は特殊化学品の製造・販売に関して合同事業を設立しました。合併会社Augene Chemicalsは、農薬と塗料産業において多様な用途を持っている川下派生品の供給に携わる予定です。この協定はAILとUPLが目的の化学品を製造するための主要原料を提供することで、両社の強みを組み合わせました。合弁会社は2026-27年度までに商業供給を開始し、今後2-3年でピーク年間40-50億ルピーの収益が見込まれます。
この取り決めは、世界市場向けの川下および付加価値の高い化学中間体の開発、製造、販売を目的とした、インドの大手企業2社による初の協定です。これは、20年以上にわたるAILとUPLの既存の関係を基礎としています。
AILのRajendra Gogri会長兼社長は、今回の協定について次のように述べました、「AILとUPLが交わしたこの取り決めは、インドにおける重要な化学製品の製造をサポートするために、インドを代表する2つの化学企業の相乗効果と競争力を基盤とする画期的なものです。この協定によってインドは、国内で世界基準の化学品製造資産を創出するために協力し、提携する能力を実証できるでしょう。私たちはインド企業2社によるこの特殊な提携が他のインドの化学メーカーがそれぞれの強みを結集させ、インド化学エコシステムのために協力することへのきっかけになると信じています。」また、UPLの特殊化学品事業のCEOであるRaj Tiwari氏は、「この提携は、特殊化学品プラットフォームの成長を先導するため、新しい化学物質の川下派生品への拡大を目指す当社の広範な戦略に沿ったものです」と付け加えました。